藤原頼長 家盛 平清盛１５話 嵐の中の一門

　藤原頼長（山本耕史）の謀略にはまった家盛（大東駿介）は、失意のうちに落馬して命を落とす。

　突然の訃報に信じられない清盛（松山ケンイチ）。息子の死に、狂ったように泣き叫ぶ宗子（和久井映見）。家盛が死んだのは清盛のせいで神罰が下ったのだと、つかみかかる忠正（豊原功輔）。

　一門が大きく揺れる中、平静を保つ忠盛（中井貴一）は、鳥羽院（三上博史）への忠誠を改めて誓い、命じられた高野山の宝塔再建を、清盛の名代で進める事を進言する。

　清盛は、果たしてこの事業を成し遂げて忠盛を公卿にすることが、家盛の本望だったのだろうかという迷いを抱えたまま、再建を進める。

　一年後、院号を受けて美福門院となった得子（松雪泰子）に呼び出された忠盛は、宝塔落成の暁には、公卿の地位も夢ではないとほのめかされ高揚する。

　だが、忠盛の前に現れた頼長は、家盛が全て自分を差し出して、自ら平氏一門を売ったのだと告げて、忠盛は抑えていた感情が爆発する。

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